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(20) 徘徊
2007 / 01 / 03 ( Wed )
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日本でも、女の子の京都弁が良いとか言う人がいるけど、中国語でそういう感情を抱くとは思ってもみなかった。そもそも中国語を喋る人はやたらエネルギッシュで、合理的で、ガッツンガッツン喋るイメージがあったから、女の子らしい情緒が出るなんでイメージがなかったのかもしれない。

事実、私の最初の中国語の出会いは電話越しでキレまくっている声だったわけで、ある意味これはイメージ通りだったのだ。しかし、その時彼女が言った「好吗?」というのは、何か物凄く無茶なお願いをしているのがわかっていて、恐る恐る顔色を伺いながら、というトーンで発せられた言葉だったのである。これにやられた。

萌えたまんまでエレベータで1Fまで降り、ホテルを出発。時間はもう2時近くだ。北京の夜は真っ暗で、こんな時間に出歩く旅行者なんかいない。ホテルの前にもタクシーがいないから、通りに出て道路を流しているのを拾うことにした。

薄暗い大通りに出る。街頭はあるが何しろ道が広いので明るくないのだ、周囲にまばらな人影がある。多分全員中国人だ。タクシーは幸いすぐに見つかった。助手席に乗り込んで行き先を告げた。現地では、一人で乗る時は助手席に乗ってるのをよく見かける。郷に入れば郷に従えだ。

しばらく走って景色がおかしいのに気がついた。

市の中心部にいかなければならないのに、環状道路をずっと走っている。行き先を聞き間違えたか、強盗でもしようというのか。信号で止まった時に運転手に行き先をもう一度言う。大丈夫だ、というジェスチャー。道違うんじゃないか?と地図を示して言うと、ずっと環状道路を走ってから中心部に入るというのだ。要するに遠回りじゃないか。

腹が立つがいちいち喧嘩するのも得策でないので黙っておく。タクシーは運転手が行ったとおり、ずいぶんと環状道路を走った後でようやく左折し、市の中心部に入っていった。程なく見慣れた建物が見えてくる。この辺りはまだ多少明るく、道路で客待ちをしているタクシーも多い。

時計を見ると30分以上もかかっている。北京のタクシーは初乗り150円なので遠回りしたといっても大した金額ではないが、時間がかかったのは痛い。

彼女は待っているだろうか。


00 : 40 : 47 | 筆談小姐 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
(21) 回飯店
2007 / 01 / 03 ( Wed )
20070103004115.jpg

ホテルの前でタクシーを止めて、料金を払っていると、近づいてくる人影があった。ジーンズ姿の彼女だ。
目線で挨拶をしたのを運転手が目ざとく見つけて、ヒュ~っと口笛を鳴らした。にやにやして親指を立てている。うるせえよ!

車を降りると彼女が近づいてくる。運転手がまだこっちを見てる。彼女はこの車に乗って一緒にホテルに戻るのかと思ったようで、何で降りるのか、というジェスチャーをする。

「他是不好」と言って、彼女の手を引いて歩道に上がり、乗ってきたタクシーより後ろの方にしばらく歩いて、路肩で客待ちしている別のタクシーに乗り込んだ。。

今度のタクシーは回り道をせずに最短距離でホテルに向かってくれた。しかし、薄暗い町並みを見渡しながら俺は緊張していた。時期的には2月下旬。全国人民代表会議を控えた時期で、この時期は北京市内の取締りが非常に厳しいという話を聞いていたからだ。

一人でタクシーに乗っているなら怪しいだけで済むが、女の子と二人というのは極めて危険だ。途中で公安がいて、検問でもされたらどうしよう。

信号待ちをしているときに、運転手が不意に左前を指差した。車が二台止まっている。一台は公安の車みたいだ。まじかよ。

ネットなんかを見ていると、中国は密告が奨励されているので、悪いことをしていると近所の人とかが公安にそっと電話をするなんて書いてある。だから目立たないようにすべし、だそうだ。

今の俺は最大限目立たないようにしているつもりなんだけど、こんな夜中に外国人が女の子と一緒にタクシーの中ということ自体が既に目立つ存在かもしれない。親指を立ててニカッと笑ったタクシーの運転手の顔を思い出す。そうだよ、めちゃくちゃ目立ってるだろこれは。

タクシーの運転手が今にも公安に密告するんじゃなかろうか。口止め料としてカネを握らせた方がいいかな、と頭の中がフル回転していたけれども、結局何事も起こらず、無事にホテル前まで戻ってきた

さぁ、次の関門は、いかにしてホテルのフロントを通り抜けるかだ。



00 : 41 : 33 | 筆談小姐 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
(22) 突破
2007 / 01 / 03 ( Wed )
20070103004157.jpg

基本的に、中国では女性をホテルの部屋に連れ込むような行為が禁止されている。そもそも入り口に警備員が居て、宿泊者以外の人間は入ることすらできない。最初の日に彼女が捕まったのもこの原因によるものだ。ましてや時期は全国人民代表会議の開催を控えた北京市内。一年の中でも最も摘発が厳しい時期の一つだ。

これから数日前、北京市内の協力会社の接待でKTVに行った時に、実は皆さんお餅を戴いた。この時も摘発対策が話題になっていたけれど、「ウチは大丈夫だから」というのが店のママの売りだった。

「ちゃんと公安に付け届けしてるからね。もし何かあったら電話しなさい」

同時に協力会社の人も

「もし何かあったら助け出しますから連絡してください」

と名刺をくれた。実は公安に強いのだこの会社。
しかし今回は全くのプライベート、そういう手助けは望めない。

でも、そのKTVから学んだノウハウがあった。女の子に鍵を渡せというのだ。そして、男女別々にタクシーに乗る。これなら道中止められても何も問題はない。そして女の子が先にホテルに入る。フロントが彼女を呼び止めても、宿泊者だと言って鍵を見せればOK。男はその後でホテルに入る。そもそもチェックの対象は女性だけなので、男性が鍵を持っていなくても関係ない。で、部屋で落ち合うという寸法だ。

男女別々にタクシーというのは無理だったが、フロントを抜けるテクニックは借りることにした。車の中で彼女にキーを渡し、

「先にこれを持って部屋までいけ、フロントに何か言われたら宿泊者だといってキーを見せたらいい」

と書いたメモを渡す。

ちなみに、メモはホテルを出る前に翻訳サイトを使って作成した。もういちいち大変なのだ。

ホテルの前にタクシーが着くと、俺が金を払っている間に彼女がさっと車を降りてホテルの中に入ってゆく。少し遅れて俺もホテルのロビーに入る。



00 : 42 : 16 | 筆談小姐 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
(23) 拘束
2007 / 01 / 03 ( Wed )
20070103004304.jpg

10mくらい先をジーンズ姿でポケットに手を突っ込んだままの彼女が歩いている。警備員らしき人が一人立っている、あれを抜ければ大丈夫だと思ったが、不幸が襲った、彼女は呼び止められたのだ。

会話の内容は聞こえないが、何かを話している。彼女はポケットからキーを出す。でも警備員は納得していないようだ。そのまま二人でフロントまで行き、フロントの奥の方から人がぞろぞろ出てきた。

あちゃ~。

フロントの人と警備員とで合計4,5人に囲まれた彼女を、男として放っておくわけにはいかない。というか、それ以前の問題として、鍵は彼女が持っているので部屋に入れないし、証拠があるからどう考えても関係ないとは言えない。こりゃ万事休すか、と観念してその人だかりの前まで歩いて行った。

「Excuse me. She’s my friend」
「Is this your key?」
「Yes, I’m sorry」

いや~まずいな~。このまま公安に突き出されて国外追放かよ。と正直思ったが、そんなに慌しい雰囲気でもない。彼女は何やら書類を書かされている。こういう時にいろいろ喋れると情報を聞き出せるんだが、こっちの英語は額に汗かいてようやく喋る程度のものなので、そうそう気軽にはいかない。

何だろ、何かの調書かなと不安げに見ていると、フロント係りがこちらを向いて

「No, problem」と言った。

どうやら、公安に突き出すというのではなく、単にホテル側の入室手続きをするだけで放免とするようだった。確かに宿泊約款には、来客の場合はホテルに氏名などを届け出ること、と書いてあった。ルールといえば、そもそも治安上の理由から夜11時以降宿泊者以外の入室は禁止されているはずだが、こちらの方は問題ないみたいだ。

まぁ、何はともあれ助かった。結局、書類1枚書かされただけで、無事、無罪放免となった。


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(24) マッハ
2007 / 01 / 03 ( Wed )
20070103004430.jpg

エレベータの扉が閉まると彼女は「マッハ」と吐き捨てるように行った。

マッハ?

何がマッハなもんかい。音速どころか亀の歩みだよこれは、と一瞬思ったが、そもそも彼女が喋っているのだから英語な訳がない。でも中国語でマッハって何だ?しかもカタカナのハとは違う、ちょっとドイツ語っぽい吐息音の多い発音だ。今まで聞いた中国語でもこんなのはなかった。

言葉の意味はともかく、彼女が怒っているのは間違いない。状況からして、怒るのも無理はない、とは思いつつも、なだめる言葉も思いつかない。でも何だか俺に対して怒っているというのでもない気がする。もし俺に怒っているなら、もっと直接的にキレるはずだ。今までの経験からそれは断言できる。

そこで俺はとりあえず話を合わした。「マッハ」と繰り返して頷いて見せる。“確かにマッハだよな、俺もそう思うよ”という仕草だ。それを見た彼女も我が意を得たりとばかり、“そうでしょ?”をいう表情をしてこっちを見る。

だからマッハって何なんだよ。

部屋に入って早速「マッハ」って何だと尋ねる。何度か発音を聞いたがわからないので、紙に書いてもらった。考えたら相当なことをしてるわけだ。「糞ったれ!」と怒って悪態をついている人に対して、変な外人が「オー、クソタレとは何ですか。紙に書いて説明してくだサーイ」と言っているようなもんだ。怒りの対象がその外人だったら、間違いなく殴られているだろう。しかし、私は彼女に殴られることはなかった。

書いてくれた文字を見ると、そこには「麻烦」と書かれていた。

麻痺に似てるが文脈的に意味が通じない。再度、ピンインを聞き出し、翻訳サイトで意味をしらべてようやく事態がのみこめた。

麻烦(máfan)というのは、煩わしいという意味だ。形式ばった書類を書かせやがってもう煩わしい、ということらしい。怒りの矛先はホテルの従業員のようだった。

なるほど勉強になった。でも、面白外人の俺には似合わない言葉だから、この先しばらくは使わないだろうなぁ。


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(25) 部屋デート
2007 / 01 / 03 ( Wed )
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この前の日、仕事から帰ったら部屋の扉の下から名刺が投げ込まれていた。マッサージの先生の名刺だ。何の気なしにそれを机の上に放っておいたら、彼女がすかさず取り上げてしげしげと眺め、これは何なの?とやや詰問調。

よくわからんけど昨日扉の下から投げ込まれてたんだ、と答えると、ふぅんそうなの、という反応。後で同僚のTに聞いて事情がわかった。このマッサージはエロいマッサージなんだそうだ。風俗ってどこの国でもいろいろアイデアを凝らすよな。ところでT君は何故それを知ってるのかね?

さて、話を戻す。気をとりなおして会話開始だ。彼女をPCの前に連れて行き、ネットで翻訳サイトを開く。わざわざ来てくれてありがとう、と打って翻訳ボタンをポチっとな。出てきた中国語を彼女が読んで驚嘆の声を上げた。そりゃそうだろ、翻訳精度が低いとはいっても、俺の筆談よりははるかに上だ。

彼女は早速返事を書こうとする。そこで問題発生。言語バーが日本語だけなので、中国語の入力ができないのだ。仕方ないので彼女の返事は筆談で書いてもらい、その漢字を俺が日本語で入力して意味を調べることにした。手間は手間だが、前に比べればいろんな話ができる環境が整った。

で、いろいろ話をした。彼女は、吉林省吉林市出身で、中高卒業後に北京まで出てきたらしい。3人兄弟の長女で、郷里に弟が2人いる。一人っ子政策はあまり徹底されていないのかな。

名前も聞いた。ピンインを書いてもらって辞書で意味を検索。「お墓」。マジっすか?慌てて彼女に聞く。どうも違ったらしい。正しいピンインで検索、「宝石」という意味だ。日本的に言うと珠代ってとこか。ちょっと古いがいい名前じゃないか。

で、またお金の話になるが、俺としては彼女に何かお礼をしたかった。いくら好意を持っていたとしても、言葉は分からないし、夜中に連れまわすしで相当迷惑をかけてる。今後の関係のためにも、ちゃんとしておいた方が良いかなと思った。

で、今度一緒に店に行こうと誘ってみる。何か買ってあげるよ。欲しいものないの?服とか指輪とかバッグとか。ところが反応が鈍い。あまり乗り気でないみたいだ。欲がないんだなぁ、と書くと、

你给我钱。我自己买

ああそうですか、自分で買いますかそうですか。




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(26) 夜明けの請求
2007 / 01 / 03 ( Wed )
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部屋に戻ってきたのが深夜3時前で、話し込んでいたら明け方になってきた。俺は朝早い便なのでこのまま徹夜することにした。

彼女に帰りたいかと聞いたけど、どっちでも良いようなことを言うのでそのまま朝まで喋ってることにした。で、6時前頃から出発の支度をする。荷物をまとめて、さて、じゃぁさよならだね、という話をしようとしたとき、ちょっと躊躇していた彼女が何かを決断したように急に笑顔になって、

你还有钱吗?你给我点钱。我今天工房費。女朋友不在
(あなた結構お金持ちなの?少しお金を頂戴。今日家賃の日だけどルームメイトがいないの)

いくら?と聞いたら、1,500元だという。結構な金額だ。買い物で何か買ってあげようとした俺だったが、想定していた予算を超えて金額にちょっとビックリした。だいたい、それだけの現金を持っていない。財布の中は100元札が10枚だけだった。

とりあえず、財布の中からその1,000元を出して彼女に渡す。別のポケットに200~300元入れていたから、まぁ何とかなるだろう。で、言い値には足りないけど、これで全部だよ、という風にカラの財布を見せる。

今度は逆に彼女が心配を始めた。全部くれちゃったらあなたこまるでしょ、というわけだ。ご丁寧にも、これからかかる費用を紙に書いてくれる

「飛行場までが100元、保険50元、建設費20元」

あぁそう、そこまで言ってくれるならタクシー代の100元だけ返してもらうかな。チケット持っているので保険とかはいらないしね。そんなやりとりをして、結局900元を彼女に渡した。

ちなみに、彼女がKTVで接客した場合のチップが1回300元なので、彼女にしてみれば3日分の稼ぎということになる。まぁ、店での接客以上にややこしい話になっているので、それを考えたら妥当なのかもしれない。

言い値にはならなかったが、彼女の方も満足できる金額ではあったようだ。非常にすっきりした表情になり、自分から俺のカバンを持って歩き出した。




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(27) なつかれる
2007 / 01 / 03 ( Wed )
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そのまま二人で部屋を出てフロントへ。チェックアウト中も横で彼女がカウンターに身体をもたせかけている。すっかり連れのような態度だ。やや気になるが、何しろフロントには身元も含めて登録済みだからここは開き直りの一手だ。

フロントが出した1週間分の宿泊代金を彼女が覗き込んで目を丸くした。目の毒だよこりゃ。一応、勘違いされては困るので、これは会社が払う金で俺の金じゃないからね、と釘をさす。

タクシーのところで別れるのかと思ったら、一緒に乗り込んできた。で、行き先を運転手に言ってくれる。「謝謝」といったら「そんなことでいちいち御礼をいわないのっ!」と怒られた。「じゃぁ何て言うんだよ」という感じで爆笑。

金を払ったからと言えばそれまでだけど、扱いというか、彼女のなつきかたが相当違うのだ。こっち側の愛情の盛り上がりが希薄なので、何だかペットになつかれてるような気分だ。

ホテルから一般道に出たところで彼女が車が止めて、車外に出た。ホテルの入り口で別れるといかにもそれっぽいので、ホテルの従業員に体面を繕ったのかもしれない。

再見!打电话
(さよなら、また電話して)

と言って彼女が扉を閉める。走り出す車の後ろの窓越しに振り返って手を振り合う。ここから彼女は地下鉄で帰るんだろうな。

一人になった俺を運転手がバックミラー越しにこちらを見てる。目が合ったらにやにや笑いながら、何やら話しかけてきた。大体何を言ってるかわかるよ、「兄さんうまくやってるねぇ」とかそんなところだろ。

我不说普通話
(中国語喋れないんだよ)

と先手を打ってダンマリを決め込もうとするが、運転手は諦めない。
何とか話をしたくてしょうがないようだ。

「日本人?」
「対」(そうだよ)
「何時の飛行機?」

何時(几点:ジーディアン)というのだけ聞き取れたので
「8点30分」と大声で言って窓のほうを向いた。

まったくもう、なんでお前まで人なつっこくなってるんだよ。
今まで無愛想だったくせに。

でもまぁ、嫌いじゃないよ、君たちのそういうところ。



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(28) 国際電話
2007 / 01 / 03 ( Wed )
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無事に日本に戻ってきた俺だったが、2週間が経過し、再び中国出張の日が近づいてきた。北京入りを控えた日の夜、国際電話をかけた。相手は例の彼女である。数コールの後に相手が出る。「Hello!」が挨拶代わりというのはもうお決まりだ。

我去北京下星期。我能遇见你吗」(来週北京に行くんだけど、会えますか?)

実は“我能遇见你吗”が正しいのかどうか自信がないのだが、どうせ電話するのは会いたいという趣旨に決まっているので、あまりここは問題ではない。重要なのは前の文章の「下星期」だけだ、後は決まり文句みたいなものなのである。そう考えると、会話というのは何と簡単なことか。

我要遇见你星期三、可以吗?」(来週の月曜日に会いたいんだけど、可能ですか?)

しかしここで問題発生、何と“三”の発音が通じない。何曜日だって?火曜日?とか聞き返してくる。何度か発音していると、「一、二の二でしょ」というので「、一、二、三の三だ」そして言い買える「明天」(明日だよ)。深夜1時を過ぎているので、明日という表現で問題ないだろう。これでようやく曜日が通じた。

中国語というのは非常に機能的にできていて、例えば曜日は月、火、水、じゃなくて番号がついているのだ、だから1,2,3の3ね。とか言えば数字の発音が悪くても何とか通じさせることができる。後大事なのは、明日とか昨日とかいう「言い換え表現」をしっかり覚えておくこと。これでデートの日をダブルチェックで確認できる。

電話で会う約束を取り付けるのはこれで3度目。まぁ多少の問題はあったものの、最初に比べればかなりスムースにアポを取ることに成功したのだった。





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(29) 再会
2007 / 01 / 03 ( Wed )
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国際電話で彼女に電話。会う約束ができたと安心しかけたとき、彼女が何か言った。大半は聞き取れなかったが「几点」(何時)と言ったのは聞き逃さなかった。そうだ、時間を決めてなかった。すかさず「下午3点」と答える。

哪里」と彼女が言うので今度は場所。そうだよ、会うって言っただけで何も決まってないじゃんか。でも、こいつはいつもの場所だから通じない筈はない「○○饭店」と答えると一発で通じた。これで待ち合わせの設定完了。

前回日本から電話した時は、大混乱で要件を伝えるのに30分もかかった。ところが今回は15分もかかっていない。大きな進歩だ。しかし一方で、時間に余裕があっても世間話をするほどの語学力がない痛さが露になってくる。

しかし、それは今の俺では贅沢というもの。アポがとれたのを良しとして、早々に電話を切った。考えてみれば、彼女との電話が平和裏に終わったのは、これが初めてだった。

月曜日の朝初の飛行機で北京入り、今回も若手のT君と一緒だ。順調かと思いきや、飛行機が少し遅れてしまって、ホテルについたらもう3時。約束の時間だ。

まぁ、2~30分の話だから待たせておいても良かったのだが、そこは俺も紳士。ちゃんと電話した。待ち合わせの時間を3時半にしてもらう。彼女の家は待ち合わせているホテルの傍だから全然問題ないだろう。大した会話じゃないけれど、気軽に電話してる自分が我ながら頼もしい。

急いで身支度を整えてホテルの入り口からタクシーを拾い、一路待ち合わせの○○饭店へ。一人で乗るタクシーも慣れたものだ。だって周りがこんなに明るいんだもの。何も恐ろしいことはない。

ホテルに着くと、ジーンズルックの彼女が既に待っていた。会った後は、多分俺のホテルに一緒に戻ることになるだろうな、と漠然と思っていた。何しろ筆談しかできないし、街中での筆談は彼女が嫌がるからだ。ところが彼女は俺の予想に反して、俺の左腕に腕をからめると、王府井の方へと歩き出した。

そして、初めての本格的デートが始まった。



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