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2-25.楽観主義
2007 / 03 / 04 ( Sun )
SH25

食事を終えてレストランを出て、夜の街を歩き出す。まだ時間は早いので街は賑やかだ。

「Where shall we go?」

彼女がこちらを見て言う。「チュイナリ~」を英訳したんだろうな、と北京のことを思い出しながら「バーか喫茶店かに入りたいな」と答える「もう腹一杯だよ」。

2人で中華を楽しもうとすると、かなりの量になってしまうのかもしれない、彼女も「I’m filled up」と言ってお腹を押さえてみせた。

新天地にいいバーが沢山あるということで、タクシーに乗って移動する。タクシーをがんがん使っているが、10数元(150円程度)なので全然懐が痛まない。レシートを貰うのがバカらしいくらいだ。

車の中で家族のことを聞く。彼女に兄弟はなく、50歳の母親は昔は工場で働いていたが、今は仕事はしていないそうだ。50歳で定年(?)というのが随分早い気がする。

「お父さんは?」
「いないの」
「Oh, I’m sorry」

片親だとは知らなかった。いろいろ複雑なところがありそうだ。ま、そりゃそうだよな。何もなければKTVなんかで働かない。

タクシーが新天地に着く。洋館風のおしゃれな建物が並んでいる。欧米の観光客も多く、何だか中国じゃないみたいだ。
スターバックスの沸きから入ってメインストリートに面したバーに入る。店内は薄暗く、各テーブルの上におかれたキャンドルの光だけが頼りだ。

そこで呑みながらいろいろな話。彼女は福建省の専門大学でコンピュータグラフィックを専攻したらしい。そして卒業後、地元で働いていたが、それを辞めて上海に出てきて、KTVで稼ぎながら英語学校に通っている。通訳の資格をとって仕事に活かしたいそうだ。

コンピュータグラフィックはどうなったんだと思うんだけれど、この辺の一貫性の無さは日本に通じるというか、社会の豊かさを感じる。豊かな社会というのは選択肢があるということだ。そして、選択肢があればそこを漂流する人間も出てくる。彼女はまさにそんな人間で、北京で会った小姐とは層が違うと思った。吉林省の3人兄弟の長女である北京の小姐に大した選択肢はなかったはずだ。

話は流れ流れて人生論に。

何でそんな話になったのかはよくわからない。でも、この小姐、人生にかなり悲観的だ。俺は自慢じゃないが、人生に悲観したことがないのが取り得の人間だ。どんな失敗をしても、恥をかいても2年経ったら笑い話だ。もっと凄い目にあったら、小説でも書いて大儲けすればいい。
そんな調子で2時間、元気付けるように話続けたら、最後に彼女がこういった。

「You’re actually optimistic person.」

あのな、“オプティミスティック”(楽観的)って言わないでくれる?アホみたいだから。

こういうのはポジティブ思考って言うんだよ。



04 : 54 : 23 | 筆談小姐2 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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