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(45) 早朝デート
2007 / 01 / 03 ( Wed )
20070103010647.jpg

さて翌朝、7時半に起きて荷造り。そして、今日の準備だ。朝からゆっくり話ができる店を知らないし、風邪を引いている彼女を外で歩かせるのもかわいそうなので、ホテルに彼女を連れてこようと思った。

夜ではなくて午前中だったらあまり問題も少ないだろう。でも、ホテルは規則上は宿泊客以外の室内立ち入りが禁止だ。約款には、防犯対策のため、と書かれている。

今泊まっているホテルはフロントの前を通らなくてもエレベーターに乗れるが、エレベーターホールには警備員がいる。今度は昼間なので人通りも多いし、あまり気にしないだろうとは思いながらも、万一のことがあるので、彼女に説明すべく中国語のメモを作成した。

『ホテルに入るには登録が必要。警備員がエレベーターの傍にいて出入りする人間をチェックしている。今は多分問題なく入れると思うが、もし注意されたら、フロントで手続きをしなければならない。その場合は煩わしいことになるが、赦してください』

という中国語だ。結構な長文である。翻訳サイトを使って作成した。

8時半頃にホテルを出発、待ち合わせの場所に向かう。9時前に到着したが、彼女はまだ来ていない。3月とはいえ朝はまだ寒い。吐く息が白くなっている。その中で暫く待つ。

彼女は来るのだろうか、とふと思う。もともと夜の仕事なのだ。そういう人の生活パターンをよく知っているわけではないけれども、この朝の寒いけれどもすがすがしい空気の中で、そういう仕事をしている人と待ち合わせをするというのは少し違和感があった。

何となく、待ち合わせ場所そのものではなく、彼女の家に近い路地にまで場所を移す。彼女はきっとこの道を歩いてくる筈だ。

9時を10分ほど回ったところで彼女が通りの向こうから現われた。ポケットに手を入れて寒そうにしながら歩いてくる。手を振って挨拶する。

你来我家、好吗」(ホテルに来てよ、いいでしょ)

と言うと、彼女は俺と視線を合わさないまま、何も喋らずに頷いた。




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