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4-63.洋弓射的
2008 / 08 / 09 ( Sat )
4-63

バスはすぐに高速にのって一路西に向かう。同里は上海虹橋空港の西約80キロ、蘇州の南東約30キロというのでどっちかというと蘇州に近い場所になる。バスでの所要時間は1時間半ほどだ。

ツアーは同里周辺の観光がセットになっている。最初に大きな湖に到着。そこから船に乗り換えて島に移動。羅星洲といって元代から続くお寺がある。何度か立て替えられたらしく小奇麗な寺だ。

島の中では自由行動なので順路に従って勝手に観光。一通り境内を見た後で、奥の庭園を回って船着場に戻る。戻る途中でアーチェリーで射的をやっている露天商がいた。出たよ。この歴史的建造物とアーチェリーが関係ないことは素人の俺にだってわかる。もう雰囲気ぶち壊しだ。

しかし、彼女が興味を示し、やってみたいと言い出した。おいおい、やるのかよ。

蓼食う虫も好き好きというか、何というか。こういうのがいるから露天商も味をしめて商売を続けるのだ。しょうがないので彼女と二人で申し込む。弓1本と矢4本を貸してくれる。これで1元だ。彼女が狙って矢を放つが引きが甘いので的に届く前に失速して地に落ちた。全然駄目駄目じゃんか。とりあえず飛ばないと何にもならないのでしっかり引いて打てと指導する。

他の中国人ツアー客は黙って通路を通り過ぎてゆく。ある意味、恥ずかしい。と、もう一組この露店に興味を示した人々が現れた。出発時に席を取られて路頭に迷っていた西洋人のカップルだ。二人でごちゃごちゃしゃべりながら俺の横で的を狙い始める。女性の方は力がなくて全然飛ばない。男の方はというと、飛ぶんだけど全然的に当たらない。駄目駄目だな君たちは、本国から何千キロも飛んできてこのていたらくかよ。

俺がバシッと的に当てて見せると彼女が歓声を上げる。その声に振り返ったカップルの男の方が俺に英語で話しかけてくる。

「上手いなぁ、ねぇ、狙うときは片目をつぶってる?それとも両目で見てる?」
「片目をつぶるんだよ」

っていうか君、“狙う”って言葉の意味わかってるのか?考えなくても自然に片目つぶるもんじゃないのか、こういうのは。俺の彼女ですら片目で狙ってるぞ??

でも、彼はお構いなしだ。

「片目ってどっちを閉じればいいんだよ」
「左目だよ」

あー面倒くさいなもう。

だいたい何で閉じるほうの目を聞くんだよ。狙う方の目だろ普通は。

ふくれっ面をしながら振り返った俺を見て、彼女が弓矢を持ったまま爆笑していた。


4-63b



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