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4-46.えびせん
2008 / 08 / 03 ( Sun )
4-46

寒天とは関係ないが、俺が上海をうろうろするようになって不思議に思ったことがある。コンビニには日本の飲料やらスナックやらが沢山売られているんだけど、「かっぱえびせん」が見当たらないのだ。

日本ではもう何十年も続いた定番商品として、どこのコンビにも必ず置いてあるのに上海には見当たらない。でもエビは中国人の大好物の一つだ。中華で必ず出てくるし、俺も彼女と一緒に一緒にいるとエビやザリガニなんかの甲殻類を食べることが多い。

なぜ、エビのテイスト一杯のスナック菓子がここ上海で売られていないんだろう?もしかしてカルビーが中国進出できていないだけかな。そしたら俺が「かっぱびせん輸入業」を立ち上げたら大儲けできるかな。

いや、そんなピンポイントな商売うまくいくわけがない。

とはいうものの、何となく気になったので次に上海に行くときにかっぱえびせんを一袋持って行って彼女に食べさせてみた。彼女もかっぱえびせんは見たことがないと言っていた。

「エビのスナックなんだよ」
「へぇ~」

なんて会話をしながら袋を開けて一口。

「あ、美味しい」

来たよ、来ましたよ。
やっぱり中国人の琴線に触れるんだよこの味は。

俺は金の鉱脈を発見したという予感に震えた。何しろかっぱえびせんは “やめられないとまらない” だからね。10億人が皆 “やめられないとまらない” になったらどうしよう。一人一袋100円を買っただけでもう1,000億円だよ。毎日1袋で年36.5兆円、アバウト40兆円ですよ。ごっついなぁこの商売は。

しかし、彼女はそれほど執着しなかった。しばらくすると他のお菓子も食べはじめ、夜になって見てみたら残してる。

なんてこった、“やめられないとまらない” になってないじゃないか。どうしたんだろう一体。カルビーの魔力は大陸では通用しないんだろうか?

40兆円市場に未練がある俺は、恐る恐る彼女に聞いてみた。

「ねぇ、何でこれ残したの?美味しくなかった?」
「ん?美味しかったわよ」
「じゃぁ何で残すの」

心なしか詰問調の俺。
そんな俺の緊張をよそに、彼女はテンションが低いまま答えた。

「何ていうかなぁ。やっぱり、エビは殻を剥いて食べる方が美味しいのよね」

ええ~。

説得力があるその理屈に、俺は返す言葉もなかった。




4-46b



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