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4-37.元気回復
2008 / 07 / 01 ( Tue )
4-37

真夏の蘇州、炎天下の観光は体力を消耗する。彼女は熱射病気味になってふらふらだ。

もうお昼だし、昼飯がてらホテルに一回退却することにした俺たち。でも、留園は観光客で一杯だ。タクシーを拾いたいんだが全然拾えない。うろうろしていると白タクの兄ちゃんが話しかけてきた。

彼女が中国語でなにやら交渉している。俺の方を振り向いて、

「ホテルまで20RMBだって、どうしよう」

白タクだけど意外に順当な金額だ。多少割高なのかもしれないけど、この暑い中さっさと帰れるなら問題ないよ。とOKして車に乗り込む。

なんだよ、タクシーよりずっと良い車じゃないか。しかもトラブルは一切なし。回り道されたり、後で高額な金額を請求されたりとか、いろいろ悪いシナリオを考えてたんだけど、ごく普通に、極めて快適にホテルに戻ることができた。

***

ホテルのロビーは2階なんだけど、そこから階段を下りると1階のレストランがある。ランチバイキングをやっているのでそこで昼食をとることにした。奥の方のテーブル席に陣取ってそれぞれ皿をもって食料を漁りにいく。観光地は中国人の比率が多いくらいだったけど、さすがにシェラトンでは西洋人の比率が高い。

彼女は夜はフードファイターと化すが、昼は普段あまり食べない。でもこの時は、異常な量を食べ続けた。食べるほどに生気を回復してゆくのがわかる。まったく単純な奴だ。俺が一通り食事を終えても、まだまだ食べたりないようだ。今はアイスクリームを食べているが、これから多分二周目のメインコースに入ろうと画策しているに違いない。

彼女ほどではないが俺も炎天下の観光でかなり体力を消耗していた。部屋でごろごろしてるからと言って自分だけ部屋に戻る。彼女はレストランに置いてけぼりだ。でも、時間無制限のバイキングで何でも食べ放題なんだから、何も問題ないだろう。彼女にとっては天国のはずだ。

***

1時間ほどベッドでうつらうつらしていると、中国用として持っている携帯電話が鳴った。彼女からのSMSだ。 「How are you doing?」 はいはい、そろそろ戻りますよ。

レストランに戻ると、すっかり元気になった彼女がまだアイスクリームを食べていた。あれからずっと食べ続けていたんだろうか。

「ずっと食べてたの?」
「うん」
「やっぱりね、さっき見た時よりもちょっと大きくなってるし」
「まさか」

口を押さえながら声を出して笑う。大分元気を取り戻したみたいだ。

じゃ、午後の観光に出発しますか。



4-37b



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