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4-34.蘇州初夜
2008 / 07 / 01 ( Tue )
4-34

再びホテルマンに案内されて先ほどの部屋に向かう。部屋に入って奥の窓から外を見ると、塀の向こうが庭園の様になっている。昔の中国風の庭園だ、ホテルの一部というより、別の観光スポットなのかもしれない。地図で見るとシェラトンは蘇州の中心部にあるのだった。

振り返ると彼女がこっちを向いて笑っている。

「やっと二人になれたわ」

なんてことを言ったかと思うと抱きついてきた。そのまま体重を後ろにして一緒にベッドに倒れこもうとする。おいおいやる気かよこのタイミングで。チェックインしたばかりだよ。なんだか映画の中の1シーンみたいだ。

いよいよという時になって彼女が急に「コンドーム!」と叫んで俺を制止する。

正論だ。
しかしそれは旅行カバンの中にある。

全裸でベッドから降りてカバンのところに向かうんだが、何しろカバンは窓辺だし、窓のカーテンは開いている。窓の向こうには庭園を歩く観光客が見える。正面が小高い丘になっていて見晴台みたいな建物もある。こっちを見晴らしてるんじゃないだろうなぁ。おいおい、頼むよもう。なんでいつもこうなんだ。

などと思いながら前かがみでカーテンを閉めた俺だった。



次に時計を見たらもう8時近くになっていた。もうすっかり夜だ。というか、夕食の時間だって終わりかけじゃないだろうか。折角の第一夜なのにこのままでは何もしないまま終わってしまいそうだ。

街の中心部に行けばレストランがたくさんあるというので、そこまでタクシーで向かう。観光地なので夜は基本的に暗いんだけど、そこだけはネオンで明るかった。広場になっているようなところでタクシーを降りて通りを歩く。

レストランを探すが1軒目はもう閉店だそうだ。さらに探すと角のところのレストランがぎりぎりまだ開いているということだった。席につくなりラストオーダーだというので慌てて飲み物と食事を注文する。彼女もさすがにペースを乱されたらしく、出てきた皿の数はまぁ俺からみて順当な枚数だった。

食事を終える頃には客は俺たちだけだ。向こうの方ではもう清掃が始まっている。なんだか従業員が賄いを食べてるような雰囲気になってきた。食べると余韻もなくさっさと店を出る。腹ごなしに街を歩くとすぐに繁華街の端に出た。結構小さい街なのだ。

繁華街の端に彼女が最初に予約してたホテルがあった。二人で見物がてら中に入ってみる。うーん、便利なとこにあるし内装も悪くないけど今のホテルの方がいい感じだね。

やっぱりキャンセルして正解だったよ。



4-34b


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