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4-18.絶縁通告
2008 / 06 / 01 ( Sun )
4-18

朝の9時から職場でチャット。

というと楽しそうに聞こえるが内容はずっしりと重い。もう仕事そっちのけで続けて1時間が過ぎているが、まだまだ話は続いている。というか、首の皮一枚でつながっているといった方が正解か。明らかに彼女は別れ話を始めていた。まったく話の出口が見えない。

「そうなる前に会って話をしたかったよ」

客と寝ざるを得なくなる前に、と思ってたけどはっきりとは書けなかった。そんな俺を嘲笑するかのように彼女は刺々しい言葉を投げかける。

「ほら見なさいよ。あなたは全然分かってない。それに忘れたの?私は”I love you”なんて言葉、口にしたことはなかったわ。そういう間柄なんかじゃないのよ」
「助けたいって何度も言ってたじゃないか、今からでも遅くないだろ」
「笑わせないでよ。死んだ人間が生き返るわけないでしょ」
「何があったとしても、これからまたやり直せるだろう」
「結局あなたは自分の経験でしか考えられないのよ。ムカツクわ」

怒りに任せて言いたい放題言わせればガス抜きできて落ち着くかと思ったが、そうでもないみたいだ。

「私はロボットみたいに生きることにしたの。何ももう感じないわ。まだ生きてるのはママを悲しませたくないだけ。ママが死んだら私もすぐに死ぬわ」

またママかよ。というか何でここでその話が出てくるんだ。また訳が分からなくなってきた。今まで何度も喧嘩はしてきたが、今回は落ち着きどころが見えない。皮一枚でつながっている状態で、その皮もじりじり切れてゆく。そんな感じだ。

「ドアを閉じるような真似をしないでくれよ。話し合おう」
「ドアなんてないわ。私たちは違う世界に住んでるの。話をするだけ時間の無駄よ。Let’s say goodbye. 」

ついにその言葉が出た。その後もしばらく粘ってみたが気持ちは変わらないようだ。

「気持ちが分かってもらえなかったのは残念だけど。もう結論を決めてしまってるようだから仕方ない。Have a nice life. 将来、夢をつかめると信じてるよ」

後で気が変わることを願いつつ、また別れるなら綺麗にという思いもあって、一気に書いて送る。彼女からは「Goodbye, take god care」とだけ返信が来てオフラインになった。時計を見るともう昼前、3時間近くもチャットをしていた計算になる。

ずっしりとした疲労感を感じながら席を立った。



4-18b



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