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(21) 回飯店
2007 / 01 / 03 ( Wed )
20070103004115.jpg

ホテルの前でタクシーを止めて、料金を払っていると、近づいてくる人影があった。ジーンズ姿の彼女だ。
目線で挨拶をしたのを運転手が目ざとく見つけて、ヒュ~っと口笛を鳴らした。にやにやして親指を立てている。うるせえよ!

車を降りると彼女が近づいてくる。運転手がまだこっちを見てる。彼女はこの車に乗って一緒にホテルに戻るのかと思ったようで、何で降りるのか、というジェスチャーをする。

「他是不好」と言って、彼女の手を引いて歩道に上がり、乗ってきたタクシーより後ろの方にしばらく歩いて、路肩で客待ちしている別のタクシーに乗り込んだ。。

今度のタクシーは回り道をせずに最短距離でホテルに向かってくれた。しかし、薄暗い町並みを見渡しながら俺は緊張していた。時期的には2月下旬。全国人民代表会議を控えた時期で、この時期は北京市内の取締りが非常に厳しいという話を聞いていたからだ。

一人でタクシーに乗っているなら怪しいだけで済むが、女の子と二人というのは極めて危険だ。途中で公安がいて、検問でもされたらどうしよう。

信号待ちをしているときに、運転手が不意に左前を指差した。車が二台止まっている。一台は公安の車みたいだ。まじかよ。

ネットなんかを見ていると、中国は密告が奨励されているので、悪いことをしていると近所の人とかが公安にそっと電話をするなんて書いてある。だから目立たないようにすべし、だそうだ。

今の俺は最大限目立たないようにしているつもりなんだけど、こんな夜中に外国人が女の子と一緒にタクシーの中ということ自体が既に目立つ存在かもしれない。親指を立ててニカッと笑ったタクシーの運転手の顔を思い出す。そうだよ、めちゃくちゃ目立ってるだろこれは。

タクシーの運転手が今にも公安に密告するんじゃなかろうか。口止め料としてカネを握らせた方がいいかな、と頭の中がフル回転していたけれども、結局何事も起こらず、無事にホテル前まで戻ってきた

さぁ、次の関門は、いかにしてホテルのフロントを通り抜けるかだ。



00 : 41 : 33 | 筆談小姐 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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