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3-71.人間関係
2008 / 04 / 16 ( Wed )
3-71

彼女と実際に会って話をしても結論は変わらず、援助を打ち切ると宣言した俺。最後の日は彼女は一日中寝続け、夕方になってようやく目を覚ますとそのまま家に帰り、顔を見せることはなかった。一人で夕食を食べた俺は、翌朝の便で帰国した。

***

あの日部屋を出て行って以来、一切連絡がない。このまま関係が消滅するかもしれないなぁと思っていたら、2週間ほどしてメールが来た。

いろいろ考えたが自分の気持ちは純粋だ、と、そこから話が始まっている。金で付き合っていると言われるのは心外だ。もう金の件で迷惑はかけないから、また会って欲しい。そうメールには書かれていた。

ある意味、全面降伏に近い内容。

でも本当だろうか?実は俺をおびき寄せてまた金をせびるための罠かも。

一旦疑いはじめるともうキリがない。でも、罠かどうかは相手の言うままに動いてみればわかる。ということで、次の出張に合わせて彼女と会うことにした。でも、家に泊まるのはやっぱりちょっと怖いのでまたホテルを予約した俺だった。

***

12月に入った上海は完全に冬になっていて心底寒い。チェックインしてシャワーでも浴びようと思ったけど、今回の部屋はシャワールームが窓際になっていて、外気の冷たさがじかに伝わってくる。入る前に熱いシャワーで部屋を暖めないととてもじゃないが入る気になれない。ようやくシャワーを浴びて支度をし、彼女のマンションに向かった。

白いつやつやの廊下を歩き、木のドアをノックすると中から彼女が現れた。少し疲れた顔をしているが元気そうだ。特にメールで何も言ってなかったが、荷物を持っていない俺を見ても驚くことはなく、部屋に招きいれた。

靴を脱ぐと彼女が俺に抱きついてきた。俺はその真意が読めないのでやや冷静、社交辞令的に彼女の腰に手を回す。そのまま1分近くも抱擁を続け、ようやく身体を話すと二人で並んでソファに腰を下ろした。

彼女が近況を語り始める。またKTVの勤めを再開したそうだ。以前勤めていたKTVは倒産していたのだが、ママを初め小姐達は丸ごと新しく出来た高級KTVに移籍したそうで、今回彼女が勤め始めたのもその店だ。

ママと喧嘩して辞めたのによく雇って貰えたなぁと思っていたら、別のママを紹介してもらったらしい。紹介したのは以前のルームメート。部屋を借りて一人暮らしさせたのはKTV人脈を断ち切る期待があったのだけれど、それは無理だったみたいだ。まぁ考えてみれば当然だよなきっと。

とにもかくにも、彼女はKTV小姐に戻ったのだった。



3-71b


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