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3-64.物欲旺盛
2008 / 04 / 16 ( Wed )
3-64

カラオケの後夕食に行き、バーで一杯ひっかけてから家に戻る。

家に戻って話をするうちに音楽の話になった。昨日のCJWは基本ジャズで、今日のはトランス系の音楽だ。どちらも音楽的には昨日の方が良かったということで意見は一致。

そこから自分で弾ける楽器は?という話になった。彼女の郷里はピアノの普及率が高いことで知られた都市だ。聞いてみると、果たして子供の頃に習っていたという。実は俺も多少弾けるんだ、というと驚いて目を丸くした。そりゃそうだよな。楽器なんて似合わないかもしれない。よく言われるよ。

どれぐらい弾けるかってのでバイエルだソナチネだとか、日本人同士なら話せばだいたいレベルの見当がつくんだけど、中国は違うのかもしれない。そういう話をしてもうまく伝わらなかった。発音が悪いのかな。

「じゃぁ、水泳の次は今度はピアノで勝負しようか」

と振ってみたら、露骨に逃げ腰になった。どうやら相当自信はないようだ。でも、キーボードくらい買ったら楽しいかもね。と何気なく話をしたところで急に食いついてきた。

「それはいい考えだわ。ピアノを買ってよ」
「え?」
「そしたらあたしは勉強の合間に練習ができるわ。あなたに聞かせてあげるわよ」
「キーボードでしょ?」
「あれは駄目よ。タッチが全然違うもの。電子ピアノでなきゃ」

どうしてそう高い物ばかり欲しがるんだこいつは。

「ねぇ。ピアノが欲しい」

彼女がまたねだるのをなだめすかし、シャワーを浴びると言って席を立った。
昨日はパソコンで今日はピアノの要求だ。もう、連日これかよ。

***

翌朝。スーツを着て支社に出勤だ。

午前中授業のない彼女はまだベッドでまどろんでいる。荷物をまとめて出かける頃にようやく起き出してきた。あられもない姿で俺に抱きつき、「次はいつ来れる?」と問いかける。そして、戸口を出た俺を見送る。扉で身体を隠して首だけを出して廊下を歩く俺を見送り、「気をつけてね」とか「忘れ物ない?」とか話しかける。エレベーターホールに曲がって、彼女の姿が見えなくなっても、廊下の向こうからか細い声で話しかけてくる。

エレベータが来たので、「もう行くよ」と言って会話をうち切る。「じゃぁね」

こういうところは可愛いと思うんだけどねぇ。



3-64b


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