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4-48.老婆進入
2008 / 04 / 15 ( Tue )
CN3-48

翌朝は午前中のうちに起きた。二人とも身支度をして、さて、どこに出かけようかなんて話をしていたら、昨日と同様、扉をノックする音が。一体何なんだろう毎朝毎朝。

丁度彼女はトイレに入っているので返事ができない。まぁ放っておいたら帰るだろうと思っていたら、ガチャガチャと音がして扉が開き、人が入ってきた。

まじかよ。

入ってきたのは初老の婦人だった。部屋の中に俺がいるのを見て驚いたように立ち尽くしている。誰だ?もしかして彼女のお母さんか?などとめまぐるしくアタマが回る。気まづい沈黙の後に、彼女がトイレから出てきた。彼女が声をかけると老婦人の緊張がほぐれ、さらに何事かを話をして笑い声があがった。彼女が俺の方をちらっと見て、さらに老婦人に何かを話す。どうやら俺の紹介をしたらしい。老婦人が「ニーハオ」というので俺も会釈で答えた。

彼女の説明によると、この老婦人はハウスキーパーの人らしい。毎日ここに通ってきて、部屋の掃除と洗濯をしてくれるのだそうだ。独自で頼んだのか、マンションの仕組みとしてそういうものがあるのかはわからない。贅沢だとは思ったが、俺を泊めるだけの清潔さを維持するためには必要だというのが彼女の説明だった。

しかし鍵を持っているから勝手に入ってきちゃうんだ。昨日、ノックの音で目が覚めなかったら現場に踏み込まれてたってわけだ。危ない危ない。

老婦人が作業をしている間、何とはなしに彼女が話しかけ、世話話で盛り上がっている様子だ。凄く気安い雰囲気になっている。老婦人が彼女に話しかける声のトーンは、親が子供に声をかけるような感じだ。また俺の話になったらしく、俺のことをみて微笑んでいる。一体どういう関係だと紹介したんだろう。

中国では未婚の男女が同じ部屋に泊まるということは禁止だったはずだ。となるとこの状況はまずいんじゃないだろうか。しかも相手が外国人なのに。ナショナリズムの高まるこの時期にこんなところを見つかったらたちまち通報されて、強制国外退去とかになるんじゃないか。と思って内心ビクビクしていたけど、老婦人の暖かい雰囲気を見る限り。そのような心配はなさそうだった。

老婦人が作業を始める。最初は部屋の奥に入って洗濯物の処理だ。彼女がふとベッドの方を見て慌てた表情になる。さっとベッド脇に駆け寄って、ティッシュで使用済みのアレを包んでゴミ箱に捨てた。

ま、そうだよな。さすがにそれはまずいだろ。


CN3-48b


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