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3-35. 改造人間
2008 / 03 / 24 ( Mon )
CN3-35

ホテルの部屋に彼女を連れ込んで押し倒した俺。もう体勢万全で身体をまさぐり始めた矢先に、彼女から「私は女じゃないの」という発言。俺は絶句した。

まじかよ。と一瞬、彼女の眼を見て止まった俺。次に全く反射的に、彼女の股間をむんずとつかんだ。俺と同じ怒張した一物の感触があったら一巻の終わりだ。でも確かめずにはおれなかった。でも、そこには何もなかった。彼女は顔を抑えて「Oh! No!」と叫んだ。

“女じゃない”というのは何かの比喩だったようだ。

まったく紛らわしい。この非常時に面倒な言い回ししてんじゃないよ全く。そう思ったが口には出さない。しかし、一体何なんだ。彼女に問いかけてもなかなか答えない。

「私が話したとしても、私のことを嫌いにならないって約束してくれる?」

いや、そりゃ内容によるだろう実際。
しかし、ここはそんな正論を振りかざす問題じゃない。俺も役を演じきらないといけない。

「嫌いになるもんか。君の事を愛してる。何があっても全て受け入れるよ」

臆面もなく俺は言い切った。こういう思い切りのよさが俺の長所だ。彼女は俺の真意をさぐるように眼をしばらくじっと見た後、意を決したように話はじめた。

「昔ね、私の胸は一方だけが大きかったの。最初の彼はそれをすごく気にしてたの。」
「それで、どうしたの」
「それで、大きい方を小さくして、小さい方を大きくしたの」
「どういうこと?」
「バランスを整えたのよ、整形したの」

なるほど、そういうことか。女の象徴であるバストを人工物にしてしまったので、もう女ではないという比喩になるわけだ。何だそんなことか、拍子抜けしたよ。

「私のこと嫌いになった?」

再び問いかける彼女の目は真剣だ。

「そんなことないよ。全然気にしないよ」

俺はそう答えて微笑んだ。

「ちなみに、彼は喜んだの?」
「ううん、お前はもう女じゃないって言って、嫌われちゃった」

ガキだな全く。俺は他人事ながら腹が立った。
まさかこの娘、これがショックで故郷を捨てて上海に出てきたんじゃあるまいな。

彼女はまだ話を続ける。

「でも、私は大きい方と小さくして、小さい方を大きくしただけなのよ。バランスを整えただけなの。両方大きくしたわけじゃないわ。でも彼はわかってくれなかったの」

いや、それは多分論点が違うと思う。
思ったけど、口には出さなかった。


CN3-35b



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