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3-34. 我欲同衾
2008 / 03 / 24 ( Mon )
CN3-34

時刻は夜の11時半。俺は明日の朝7時にはホテルからタクシーで空港に向かわなきゃならない。そもそも今回の目的が別にあるにも関わらず、彼女はこの台湾料理の店で食事をするつもりなのだ。

ほどなく料理が運ばれてくる。肉料理が数皿と野菜系もの。そして食後のはずのデザートも一緒に運ばれてくる。俺もこうなったらやけくそなので、食事をがつがつと食べ始める。気合いで思ったより量を食べられた俺だが、彼女はその5割増しの量は優に平らげた。

一通り食事が済んで時計を見ると時刻は1時半。もう時間が気になってしようがないのだが、それを表面に出さず。

「じゃ、そろそろ出ようか」

と彼女に話しかける。

「俺の部屋までおいでよ」

意外なほど簡単に彼女が頷く。
そのまま会計を済ませて、店を出て、タクシーを拾ってホテルに向かう。チェックインの時にいたフロントの女の子がまだいたらどうしようかと少し気になったが、深夜のフロントは人影がなく、俺たちはそのままエレベータホールまで入り込んだ。

二人でエレベータにのって部屋に上がる。この娘と一緒にこういう場所に居るなんて何だか変な感じだ。以前部屋に連れ込んだときは無理やりだったんだが、今回は合意済みってわけだ。何の緊張も抵抗もない。エレベータの扉に俺たち二人の姿が映る。これってお似合いなんだろうか。

部屋に入ってソファに腰を下ろす。今回はこういうことを想定して少し良いホテルを奢ったのだ。正確に言うと、アパートメントホテル。以前Yに紹介してもらって泊まったホテルだ。あの時はベッドルーム二つだったが、今回は一つ。だけど別室でLDKがある。設備は質素だが部屋数や広さはスイートルーム並だ。

しばらくソファで会話しながら彼女の肩に腕を回す。全く抵抗しないのは彼女も分かっている証拠だ。そのまま唇を合わせる。ここまではこれまでにも来たことがある。ただしここは公共の場所ではないのでもっと踏み込めるわけだ。唇を離さず彼女をソファに押し倒す。身体をまさぐり、胸に手をかけたとき、彼女が俺の手をおさえて

「待って」

と言った。

「どうしたの」

と聞く俺。

「私、あなたに言っておかなければならないことがあるの」
「何だい?」
「わたし、女じゃないの」

え”?


CN3-34b



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