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3-33. 待望再会
2008 / 03 / 24 ( Mon )
CN3-33

もう11時を過ぎているので空いている店もない。最早俺たちのお得意になりつつある台湾料理の店に行こうという話になって二人で雨上がりの歩道を歩き始める。

「久しぶりの故郷は楽しかった?」
「うん」

嬉しそうに頷きながら言葉を続ける。

「お母さんが私の干支のペンダントをくれたの。お守りになるんだって」

と、胸元のペンダントをつまんでちょっと上げて見せる。真夏の薄い服の間から、細身の身体にしては意外に豊かな胸が谷間をくっきりと作っているのを発見してドキッとした。これは思わぬ拾いものだ。いやいや、そんな不純なことを考えちゃいけない。

でも正直、彼女の生活の面倒を見てあげる約束をしたんだから、そういうことが無いとは考えにくい。というか、何でたった12時間の滞在のためにわざわざ東シナ海を往復するかといえば、まさにそのためとしか言いようがない。こうしている間にも期待は高まるし、時間がどんどん短くなってゆくのが落ち着かない。

胸について言えば因縁がある。

北京で最初に知り合った彼女は、顔はどちらかというと不細工だったが胸は巨乳に見えた。心が通じたし、まぁ胸が大きいからまぁいいだろと自分を納得させていた部分があったのだ。が、結果、開けてみたらパッド数枚入れてた貧乳だった。まさにムードが盛り上がったところで判明した事実だけに後戻りするわけにもいかず、忸怩たる思いのまま事に及んだのであった。

しかし今度は大丈夫だ。何しろ服の上から覗いているのは生のそれであり、明らかにパッドではない。しかもそれはパッと見でもはっきりわかるほどの谷間を作っている。正直、彼女はスリムで引き締まった身体つきをしているので胸については全然期待していなかった。だから、谷間を見たときはまさに望外の喜びだった。台風のせいでここ数日不運続きだったが、神はまだ俺のことを見捨てていなかった。

一瞬で神との対話にまで到達した俺をよそに彼女は自分のことを話し続ける。

「そういえば、故郷でお医者さんに行ったの。首のしこりは腫瘍じゃないんだって」

おいおい、そりゃ芝居だったってことじゃないの。俺が金を出すと言わなかったら診断は多分腫瘍だったんだろう。それも手術費用が高額な。ま、でも過去のことはもうどうでもいい。重要なのはこれからのこと。今夜のことだ。

台湾料理の店に入り席に着く。彼女が言った

「何食べようか?」

食うのかよ。


CN3-33b



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