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3-31. 弾丸旅行
2008 / 03 / 24 ( Mon )
CN3-31

上海に着いたのは定刻の9時半。イミグレーションの列に並びながら彼女にSMSを打つ。

「今どこ?もう着いた?」

彼女もここ浦東空港に到着するはずなのだ。彼女からすぐに返事が来た。彼女の便はさらに遅延したらしい、先ほど浦東についたところだというのだ。

「今、タクシーの列に並んでいるの。荷物が多いので先に帰るわ」と彼女。「後で会いましょう」

しかし、今は既に10時前。一体何時に会うのやら。。

入国審査を終え、空港で大量の現金を両替。100RMB札までしかない人民元は、両替すると笑ってしまうほどの札束になる。一体俺は何をしに来たんだろう。何かの買い付けにでも来たのかよ。

そしてタクシーに乗り込んでホテルに向かう。ホテルには事情を説明していあるのでこんな時間のチェックインでも問題はない。1泊少ないが宿泊しないわけじゃないのでキャンセル料はかからない。

少し気取った風情のフロントマンを相手にチェックインの手続きをしていると、後ろで伝票を整理していた女の子がふと顔を上げて俺のことを見た。

「I remember you. Have you stayed here?」
(あなた見覚えがあるわ。以前泊まった?)

よく覚えているもんだ。しかもそれで話しかけてくれるなんて嬉しいじゃないか。

「Yes.. about 4 months ago」

俺も笑顔で答える。前に泊まったのはこちらの支社の中国人Yの紹介だ。夜の帝王のYにそそのかされて、その日の深夜部屋で乱痴気騒ぎをやったんだった。でも彼女はそれは知らないんだろう。フロントでの手続きと、そうか、ビジネスセンターを使うときに対応してもらったんだった。その時の印象だけだろうな。

彼女はフロントマンに何事か話し、作業を交代した。手続きをしながら話しかけてくる。

「ご出発はいつ頃で」
「明日の朝一番だ。タクシーを呼んでおいて貰える?」
「何時に呼びますか」
「朝7時に」
「え?」

俺の答えを聞いて女の子が吹き出した。あんた一体何をしに来たのよ、って感じだよな。確かに、俺もそう思うよ。

「because of typhoon」

と理由を一言だけ説明すると、ああなるほど、という表情。そして

「お疲れ様です」

といきなり下手な発音の日本語で話しかけてきた。英語は流暢なのだが、日本語も勉強しているらしい。

「謝謝。好日本話」(ありがとう、日本語上手だね)

と俺もへたくそな中国語で対応すると、彼女は肩をすくめて笑ってみせた。



CN3-31b



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