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3-12.上司懐柔
2008 / 02 / 24 ( Sun )
CN3-12

食事を終えてLたちと別れてホテルに戻る。時刻はまだ早くて午後9時だ。
フロントでチェックインしながらMが俺に問いかける。

「明日の飛行機って何時だっけ?」
「あ、実はですね。俺は週末こっちに残りますんで」
「なにーっ!?」

Mが思わず出した大声にフロントがビクッと身をすくめた。

「何でだよ」
「いや、ちょっとこっちに友達がいるもんで」
「お前、前の出張ではそんな話全然してなかったじゃないかよ」
「いやまぁ、何というか」
「女かよちくしょう」
「とにかく、今日はしっかりお供しますから。日式で全然構いませんから」
「ちぇっ、お前の指図は受けねぇよ」

一発で事情を当てるところがMらしい。
でも今回ばかりは俺の勝利は揺るがない。何しろこっちには待ってる小姐がいるのだ。

「俺も上海は実は嫌なんだよなぁ。北京には待ってる小姐がいるのに」

負けず嫌いのMが自分の秘密を打ち明ける。ここは聞くのが部下の仕事だ。

「え、いつの間に?俺の知ってる小姐ですか?」

ちょっとリアクションわざとらしかったかな。でもMは気にせず話を続ける。
攻め派の人間はガードが甘いというのは本当らしい。

「北京の最後の日に日式KTVに行ったろ。そこの小姐だよ」
「あ、あのインリンに似た娘ですよね」
「そう、あの後日本に電話をかけてきてさ」
「え?国際電話かけられる電話もってるんですか、そりゃ凄いかも」

これは俺の本音だ。中国小姐は国際電話かけられないと思ってた。

「だいたいKTV小姐じゃないんだよあの娘は、あそこの従業員なんだって。大学で舞踏を習いながらバイトしてたんだってさ」
「へぇ、ちゃんとした娘なんですねぇ。でも無茶苦茶エロかったですよね」
「まぁなぁ。で、この前電話してきてさ、逢いたいとか言うんだよ」
「逢いに行ったらいいじゃないですか。何だったら今度北京に出張作りましょうよ」

単純に自分が自由行動する気まずさを紛らわしているだけのつもりが、だんだんと上司の幸せを願う良い人になってきてしまった。

しまったって、、、
それはそれで良い事なんだけどね。



CN3-12b



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