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2-80.再見上海
2007 / 04 / 18 ( Wed )
SH80

翌朝は日本に帰る日だ。北京、上海と続いてきた一連の仕事も一段落だ。この後しばらくは中国に来ることもないだろう。

朝、起きてシャワーを浴びて部屋に戻ると、彼女からSMSが入っていた。夜の仕事をしながら昼は学校に通う彼女は、朝8時にはもう起きている。

そのまま彼女とSMSで話をしながらホテルをチェックアウトし、空港行きのタクシーに乗り込む。空港に着いてチェックインを済ませ、セキュリティゲートを越えて一段落したところで今までのお礼がてら、彼女に最後の電話をかけた。

思えばいろいろな体験をすることができた。上海ではちょっと遊びが過ぎたきらいもあるけれども、この娘と出会えたことは良かった。
でも結局、この娘とは何も無かったのだ。ちょっと信じられない。結局、手を握っただけだ。そもそもこの娘は俺のことをどう思ってるんだろう。別に商売でというわけでもなく好意を持ってくれているような確信はあるのだが、それにしても淡白すぎはしまいか。

俺は思わずそのことについて彼女に問いただした。彼女はそれには答えず、こう返してきた

「中国人は西洋人とは違うの。時間をかけて人を好きになってゆくものなの」
「でも今は近代化されて、変わってきてるんじゃないの」
「確かにそういう人もいるわ。でも私はTraditionalな人間なの」
「俺は出張で中国に来る人間だからさ、ゆっくり時間をかけていられないんだ」
「Traditional way にはその良さがあるわ。あなたもきっと分かるはずよ」

またその論法か。最初会った頃にも聞いたが、何だか理解できるようなはぐらかされているような感じだ。

「まぁそれはわかる、でも、、、」
「わかってくれる?そうでしょう、きっとそう言ってくれると思っていたわ」
「あの、ちょっと」
「同じ東洋人なんだから分かるわよね。だって、、、」
「Wait,wait! Please let me talk!」(待て待て!俺に喋らせろよ)

彼女は英語が堪能である。俺よりも何倍も早口だ。はっきり言って手数で打ち負けている。英語がもっと上達しない限り、この論戦には勝てそうにない。
しかしだねぇ。そもそも中国のTraditional way ってそんなに堅いんだっけか、そんなんでよく人口12億にまで増やせたものだ。

「今度はいつ来るの?」
「今度は数ヶ月先かもしれないなぁ」
「そう、また会えるのを楽しみにしているわ」

結局、何となく言いくるめられたような感じで、でも、まんざら悪い気もせず電話を切る。気がつくともう搭乗の最終案内だ。慌てて搭乗口に急ぎ、日本向けのボーイングに飛び乗った。

再見上海。また来ます。
今度こそ。。。(笑)



(おしまい)




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