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2-56.危機一髪
2007 / 03 / 24 ( Sat )
SH56

3台並んで走る一番前のタクシーがブレーキを踏んで右側の車線を走る車の隙間に飛び込んだ。ちっとは気を遣えばいいのに、故障車の直前まで引っ張っての車線変更だ。後ろを走っていたアウディがブレーキを踏む。俺たちのタクシーの運転手もブレーキを踏んだ。ブレーキが緩い。やはり故障車は見えていなかったようだ。このブレーキじゃぁ間に合わない。右の車線が混雑している今の状況では、アウディは逃げ場を失って停車するしかないのだ。

目の間の前のアウディが加速度をつけて近づいてくる。ブレーキが強くなったが、車は止まらない。あぁ、こりゃ事故るかな。

しかし、ぎりぎりのところで運転手はミラーに視線をやりながら、車を2,3度揺すってタイミングをとる。そして、一気に車を右に避けた。左のバンパーをアウディの車体がかすめる。次に故障車とレッカー車がすぐ左を飛ぶように過ぎた。後ろからけたたましいクラクションが鳴り響いたが、衝撃は伝わってこなかった。俺たちのタクシーは車線をまたいで走っている。横にいた車を押し出し気味に、2車線に3台並ぶような形でアウディと故障車を追い抜いたのだった。

「おー、びっくりした。てっきりぶつかるかと思ったよ」
「俺も駄目かと思いましたよ」

横に座るMと言葉を交わす。しかし、運転手も運転手だが、後ろの車もよくぶつからずによけたもんだ。過敏に反応して隣の車線にはみでたら、そっち側の車とぶつかるところだった。必要最低限だけ逃げてるところがさすがである。

運転手はクラクションに追い立てられるように一番左の車線に戻った。一瞬アクセルが戻る。そりゃそうだろう。こいつはさすがに予想外だったはずだ。一瞬心臓が縮み上がったに違いない。

でも、10秒後には再びもとのように回復して、加速を始めた。そして同じように車線を頻繁に変えながら車の列を縫っていく。そういえば、さっきも強いブレーキではあったけど、ブレーキロックはしてなかった。あの状況でもパニックにならずに冷静に車をコントロールしてたってことだ。

将来、中国からF1選手とか出せるようになったら、結構いいところまで行くかもしれないよなぁ。


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