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2-52.追加請求
2007 / 03 / 24 ( Sat )
SH52

さて、そのままお開きとなり、それぞれお持ち帰り。俺も人並みにコトを済ませた。

終わってシャワーを浴びた小姐が服を着て戻ってきたが、どうも雰囲気が違う。それまでの癒し系の表情が消えて、気の強そうな商売女の顔になっていた。そのまま早口の中国語で何事か俺に話しかける。命令口調だ。どうも金を払えと言っているようだ。何故だろう?

ベッドサイドのメモを手繰り寄せ、「我支付了」と書く。チップは店でママに払っているのだ。だからここで再度払う必要はないはずだ。彼女は俺のメモを見たが、拙い中国語を理解しようとはしなかった。「English」と言う。同じことを英語で言うと、紙に書けとジェスチャーで示した。英語は喋れないが読むことはできるみたいだ。しょうがないので、俺は紙に同じことを英語で書いた
「I paid it to Mom in the KTV」

書きながら、あぁそうか、と思った。この娘は俺をペテンにかけてもう一稼ぎしようと考えているんだ。しかし随分大雑把なことをするもんだ。いくらなんでもチップを払ったかどうかなんて、客が忘れるはずがないじゃないか。

俺の脇に立ってメモを見下ろしていた小姐が、今度は違う要求を出してきた。ところが単語がわからない。何度も聞いて、ようやくタクシーだということが分かった。

で、タクシーはわかったが、それがどうしたんだろう。聞くと、彼女はまた紙に書け、との指示。

えー俺が書くのかよ。

しょうがないので、自分なりの推理を紙に書いた。
「Do you want me to take taxi?」
(帰りのタクシーを呼んで欲しいのか?)

俺の肩越しにメモを見ていた小姐がぶっと吹き出した。どうも彼女はタクシー代を寄越せと言っていたらしい。要するにやや金額を引き下げて金を要求しているつもりだったのだ。脅しているつもりなのに、俺がおろおろしながらトンチンカンな返答を続けるものだから、耐えかねて笑ってしまったということのようだった。

吹き出した彼女は下を向いて笑い続けている。顔を上げた時にはすっかり少女の顔に戻っていた。俺の前のベッドに勢いをつけて座り、「あ~あ、しょうがないわ」といった口調で何事かつぶやくと、俺の事を上目遣いに見てまた思い出したようにくすくすと笑い出した。

暫く一人で笑った後、深呼吸をしてようやく笑いを収めた彼女は、身を乗り出して俺の首にキスをすると、「再見」と言って身を翻し、部屋を出て行った。



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by: * 2013/03/30 15:08 * [ 編集] | page top↑
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