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2-50.解説者M
2007 / 03 / 24 ( Sat )
SH50

向こうの協力会社の接待で、本部長と一緒に行ったいつものKTV。ママが最初に連れてきた美少女は、さしずめ「本日お薦めの一品」という調子でうやうやしく我々の前に差し出された。

で、誰が指名するのか。

そこで本部長がスカッといかないのが日本文化だ。でも、本部長が口火を切らないからって他の人間が指名できるわけもない。皆視線を合わせず、下を向いて押し黙る。息詰まるような空気が流れた。

やがて幹事役のU社長が絞り出すような声でS本部長に決断を促す。

「どうします?」

声の調子から察するに、こういう接待に慣れているはずのU社長も息を呑むほどの大当たりだったようだ。しかし彼は仕事を忘れず、S本部長にお薦めの言葉を投げかけた。

「目が物凄く大きいですよ」

俺とMは黙って身を堅くしている。

ああもう、俺が指名しちょおうかな。クビになっても別の仕事探せばいいや、いや待て、早まるな。俺の頭の上で悪魔と天使が言い争いはじめた、と、S本部長がようやく口を開いた。

「皆さん指名しないなら、私が指名しましょうか」

その瞬間、場の空気が一気に溶け出し、皆が再び呼吸を始めた。

その後はいつものパターン、ぞろぞろと白や赤のドレスの女の子が入場し、思い思いに指名してゆく。俺が指名した小姐を見てS本部長が興味深そうに声を上げた。

「彼は意外にも癒し系の趣味なんですよ」

したり顔でMが本部長に解説する。

お前に俺の何が分かるってんだよ。

そもそも意外にもって何だそれ。

思わず心の中で突っ込む俺。
しかしそれはそうと、S本部長が羨ましい。あの小姐はマジでS級だよ。やはり男ってのは出世をしなきゃいけないよな。頑張って働こう。




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