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2-42.予約依頼
2007 / 03 / 04 ( Sun )
SH42

その日の夜便で日本から上司Mがやってきた。

打合せのためだけれども、その一方で、この仕事も大詰めに来ているので一足先に打ち上げムードも漂っている。先に届いたメールでは「で、初日の夜はどうしましょうか」系な前振りがあった。それ系のことをしたいに違いない。

昨日上海に着いた若手のTは、夕食を食べた後、仕事があるといって支社に戻っていった。彼は北京の最初の夜に一緒にKTVに行ったっきりだ。その時も途中で仕事があるといって帰ってしまった。こういう夜遊びは元来あまり好きではないのかもしれない。

俺も正直言うとこういうのは好きではないのだが、上司のアテンドは俺がするしかない。ということで、一人タクシーでホテルまで戻った。タクシーの中からMさんに電話をかける。

「道中、大丈夫でした?」
「うん、もう全然問題なかったよ。ところで、今夜はどうする?」
「お疲れでなければ、行って見ますか?」

飛行機で3時間飛んできただけで疲れる訳がない。

「まぁそうまで言うなら行きますかねぇ。どこかいい店ありますか?」

“そうまで言うならって”、俺は1回しかネタ振りしてねぇぞ。と思ったが、そこは敢えてツッコまずに、

「店なら知っているところが1軒ありますからセットしますよ」

と答えた。昼飯を一緒に食べた彼女の店に行こうと思いついたのだった。

タクシーの中から今度は彼女の携帯に電話。夕方で回線が混雑しているらしく、なかなかつながらない。ようやく回線がつながり、彼女が出た。

「今日、上司の人が来たので君の店に行こうかと思うんだ」
「本当?また会えるのね」声が明るくなる。
「席の予約をしておいてもらえないかな」
「いいわ、何人で来るの?」
「2人だ」
「じゃぁ、一番小さい部屋がいいわね」

ここまでは順調だった。調子に乗った俺は無警戒のまま次のポイントに移った。

「で、一緒に連れてゆく人は多分女の子を持ち帰りたいだろうから、そういう設定をしてもらえないか」
「。。」
「ちなみに、持ち帰りの時のチップっていくらだっけ?」
「知らない。直接女の子に聞いたら」

彼女の声が冷たく沈んでいくのに俺は気がつかなかった。



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