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2-34.駆け引き
2007 / 03 / 04 ( Sun )
SH34

古びた○○飯店のエレベーターホールで絶叫する彼女。今から考えればよく他の客室から通報されなかったかと思うのだが、誰も助けには来なかった。薄暗い階段に二人で座り、彼女が落ち着きを取り戻すのを待つ。

「何があった?」

俺が聞くと、彼女が答える。

「Low blood pressure」

低血圧で貧血を起こしたということらしい。

「俺が無理に部屋に誘ったのがプレッシャーになった?」

強引に連れ込もうとしたのが災いしたかと心配になって聞くと、

「多分、飲み物を沢山飲みすぎたせいだと思う」

という答え。

っていうかあんた、飲むだけじゃなくて食べる方も相当なもんだったよ。でも食べてから大分経ってるだろ、と思ったけど、英語力がないのでそこまでは喋れない。

「よくあるの?」
「月に1,2回くらい」

そんなに頻度が高いとすると、俺の今日のプレッシャーが原因ということでもないのかもしれない。でもまぁ、今夜はあまり無理はできそうにないな。

少し休んだ後で部屋まで移動。ミニバーからエビアンを出して彼女に渡す。

「グラスいる?」
「このままでいいわ」

部屋はスイートだ。ベッドルームと別にリビングがあり、テーブルとソファーが置いてある。俺が長いソファに座り、彼女をジェスチャーで呼び寄せる。でも、彼女はそれとは別の、対辺の小さな椅子に座った。

「こっちに座ったら?」
「こっちでいい」
「俺のこと、警戒しているの?」
「ううん、あなたは乱暴なことする人じゃないわ」

そんなこと言うなよ。

乱暴なことをやりにくくなっちまうじゃないか。



05 : 05 : 29 | 筆談小姐2 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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